高速道路フォントとディスプレイフォントに共通する手法

高速道路フォントとは「公団ゴシック」と呼ばれるもので、旧道路公団が独自にデザインしたものだそうだ。そのコンセプトは「時速100kmの高速走行でも文字が読める」という原則に則ったもので、そのためにとくに画数の多い漢字については工夫が凝らされている

@nifty:デイリーポータルZ:高速道路フォントめぐり

全く同じ手法がディスプレイ用の古い和文ビットマップフォントでも採用されてた。
そういった工夫が盛り込まれたフォントの筆頭として「汚い汚い」と不評だったMSゴシックが挙げられる。画像はオリジナルサイズと200%に拡大したもの。拡大するとけっこうかわいい。

ディスプレイの解像度が上がっていくに従って、以前のように9ptサイズでフォントを表示する機会は減りつつあるけども、8~9pt といったサイズの表示においてMSゴシック系フォントの可読性はかなり高く、なかなか優秀だったと思う。ただ MSゴシックは 10pt を超えたとたん、急に雰囲気が野暮ったい印象になるせいか、00年代前半の Windows XP のシェアと相まって、小さなフォントサイズ指定がしてある個人Webサイトが量産される流れに繋がっていたように思う。

あまり知られていないけども、MSゴシック、MS明朝、共に開発は Microsoft ではなく RICOH。

「MSゴシック」、「MS明朝」についてのお話 / フォント | リコー

これだけではちょっとフェアではないので MacOS もフォロー。
MacOS 9 まで標準フォントとして採用されていた Osaka Bold & Narrow も可読性維持のため同様の工夫がなされている。